2009年11月26日木曜日

池坊華道展 in 本願寺 秋の法要2009②



会場はこんな感じでした。


メインはこれ!左右対称の立花がかっこいいよね!!

あとは、その他の生徒さんたちの作品↓






どれも、素敵すぎる・・・

池坊華道展 in 本願寺 秋の法要2009①

先日、私の習ってる華道教室&もいっこの教室と合同の華道展がありました。

私の作品は、先生の指定により、
「お玄猪(げんちょ)」という花器に白菊を一種生け↓

正花正風体菊一種(玄猪) 正花正風体菊一種(玄猪)
「正花正風体」は、池坊では一番はじめに習う、最も基本的なかたち。
バレエでいう足の位置、シンクロナイズドスイミングでいうバレーレッグ、
ピアノでいうバイエルみたいなもんでしょうか。
菊が矯めのきかない花材であることをのぞけば、簡単にできてしまうもの。
あれ?でも、なんか手前の花傾いてない?
へたくそ?
ちがいます~。これ、かなり苦労してるんです~;;

何が難しかったかって・・・これ剣山使ってないんです。

「配(くばり)」といって、二股になった木の枝を花器にはめ込んで、
その間に花材を差し込んでいくという手法。
現在でこそごく基本的な花道具である剣山て、
何百年もの歴史を持つ華道の世界の中では意外と新しいもので、
ほんとに何十年か前までは、この「配」こそが一般的だったそうです。

もうね、ぜんぜん立たない・・・
いつもだったら一本花を生けてみては、
長さとか振り具合とかをためつすがめつするんだけど、
まったくそれどころじゃない。
左手で倒れないように支えつつ、右手でどんどん差していって、
ぜんぶ入ったら止め木で固定して、まとめて調整、みたいな。
いくら固定しても、ピサの斜塔よろしくじりじりと傾いてくるし、
華道展ある間、ず~っと手で支えとくしかないのか・・・?
最後は先生がなんとかしてくれたけど。
いや、ほんと、剣山てまじ便利。考えた人、天才。

「玄猪」に菊の一種生というのは、とても格式あるものらしい。
しかし、私の作品は苦労を重ねたわりに、かなり地味なので、
他の人の作品もいろいろ載せときます。(無許可で)
カラフルで楽しげなので、ご覧あれ。
正花正風体二種(玄猪)
同期の友人、ゆばちゃん(左)とじゅんちゃん(右)の作品。
ゆばちゃんのは、私と同じ、「玄猪」に正風体。
ただし、木瓜(ぼけ)と小菊の二種生。こっちのがぜんぜんかわいい~。

2009年11月10日火曜日

久々、お華

昨日は、久々にお華の日で、2杯活けました。
いやー、消耗したー。
桜正風体、正面桜生花、側面
1杯目のは、寒桜と松の正風体
桜、むずい。てか、枝ものはとにかく活けるだけで大変。硬いし。
なんつか、やりがいはあるけど。
桜とか楓は、生花で活ける際には手前に「木(ぼく)」と呼ばれる
太い枝を、「真」の3分の1くらいの高さにいれる。
(横から見るとわかりやすいかな。)
何この太いの?ふしぎー。なんで入れるの?
また、桜は松と一緒に活けることで「山」を表しているとか
いわれてみれば、「ああ、そんな感じもしないでもないですね」。
やはり古来から伝わる華道って、色々と奥が深い。
いまひとつぴんときていない、感性の鈍い私。
そんなことより、松脂が手についてべたべたするのが気になってもう。。。


ちなみに、勝手にのせるけど、同僚ゆばちゃんの作品。

新風体
そして、2杯目新風体
花材は、ニューサイラン(葉っぱ)、ソリダスター(黄色の小花)、カーネーション
1杯目でいろいろ使い果たしたので、気軽な感じで活けたけど、
なかなかかわいくできた。
てか、やっぱり新風体好きだなー。

そーいや、今月下旬に花展があるので、そろそろ花材も考えないと。
ちょっと気合いれてがんばります。