2009年10月12日月曜日

秋の信楽陶器祭へ☆2009 ②

信楽には、随所に窯とギャラリーが点在しているけど、
陶器祭のメイン会場となるのは、信楽駅前。
正午には着いたけど、混んでるこんでる~。
信楽は山の中にあるほんとに小さな町なんだけど、
信楽焼の名で全国的に有名なだけあって、
陶器祭のたびにえらいことになるらしい。
ばらばらにある工房の作品が、一箇所に集まるので、
買い付けの人とかもこれを狙ってきたりするとかなんとか。

信楽焼のたぬき2009
あいかわらずたぬきもいっぱい・・・

かめもいっぱいいるし、

ちっさかわいいこもいっぱいいたし、

なんだかよくわからないのも、たくさんいた。


もちろん、人もそれはそれはたくさんいました。

人ごみと山と積まれたあらゆる陶器をかきわけながら、物色。
お茶碗を一つ、という心積もりだったのだけど、
いろいろ見てるうちに目移りしすぎて、目標を見失いかけるのは前回と同じ。
お茶碗おちゃわんOCHAWAN・・・と、何度も自らの手綱を引き締める。

でも、ついつい意識がふっとび、
今度始めるカフェでは、このカップ&ソーサーで紅茶を、
このお皿で春キャベツのパスタを、
などと、架空の店舗のための脳内買い付けを初めてしまったり。
あと、お華を習っているもののはしくれとして、花器とかも気になるしな~。

いやー☆陶器祭楽しー★

秋の信楽陶器祭へ☆2009 ①


10月11日、世間は3連休らしいけど、私の休みはこの1日だけ・・・
家でまったりしてようと思ったけど、
あまりの天気の良さにお出かけしてしまいました。
G.Wにも行った信楽☆秋の陶器祭へ。

駅前のメイン会場に着く前に、まずはここ。
「くらしのうつわ 青庵」
くらしのうつわ 青庵
ここに置いてある、古谷信男さんという人の粉引きの陶器、
すごく好き~。
シンプルであたたかくて、肌になじむ感じ。
真っ白ではなくて、生成りみたいなやさしい色合い。
ところどころに、うす紅色の焼き色が入ってるのもきれい。
「青庵」ではリネンも扱っていて、
たしかにリネンのさっくりした質感がすてきな相性のよさ。
あと、あまり薄手じゃないのも、
しょっちゅう(食器に限らず)物を傷めてしまうがさつな私には安心☆
ぜんぶほしい~☆

暴走しそうな物欲をなだめつつ、カップを2つだけ買って、
メイン会場へ

「くらしのうつわ 青庵」
〒529-1851 滋賀県甲賀市信楽町長野1435-54
Tel.0748-83-8014

2009年10月7日水曜日

映画「ココ・アヴァン・シャネル」

仕事が休みな水曜日だったので、映画を観にいってきました。
映画観るのは1ヶ月ぶりくらい。
(そしてこのブログの更新も1ヶ月ぶりくらい・・・)

気になってた「ココ・アヴァン・シャネル」
平日だし、台風が近づいてて雨かなり降ってるしで、
人も少なかろうと思いきや、けっこうな混雑ぶり。
9割5分女性。レディース・ディだし、シャネルだしね。
お一人様映画の人が多かったような。私もだけど。

内容は・・・うーん・・・どうだろ。

ココ・シャネルは孤児院で育ち、
お針子をしながら歌手を目指してナイトクラブで歌い、
しかし芽が出ないまま諦めて、お金持ちの貴族の彼氏と暮らし、
そこで出会った青年実業家と恋に落ちたけど結婚してもらえず、
とりあえず彼に出資してもらって、パリでデザイナーとして成功する。
しかし、心から愛した彼は事故死。
悲しみを胸に秘めつつ仕事に励み、次々と美しい服を生み出し、
彼女の名前はファッション界に永遠に刻まれた。


こんな感じのストーリーでした。

ココ・シャネル女史の一生を描いたというには、ちょっと中途ハンパな感じ。
この映画では、
世話してくれてた貴族バルサンと
生涯の想い人カペルとの恋愛模様が中心になってたけど、
カペルが死んだ後も、何人か恋人がいたはずだし、
仕事も、従業員のストライキとか第2次世界大戦とかいろいろあって、
活動休止みたいな時期もあったりで、順調ばかりとはいかなかったらしいし、
大戦中にドイツの将校に囲われてたことで、終戦後に亡命するはめになったり、
フランスに戻ってからも非難轟々だったけど、
アメリカでは時代の流れにより、熱狂的に人気が出たりとか、
盛り沢山にいろいろあったはずなのに、その辺はぜんぶスルーだったなあ。
すごい波乱万丈な人生すぎて、映画におさまりきれなかったのかな?

たぶん、シャネルがその画期的な独自のスタイルを確立していく過程を
重点的に描こうとしたのだと思う。
男の目を惹くためのひらひらしたデザインは不要。シンプルに。
コルセットはつけない。
服は着心地よくてなんぼ。
究極の色は黒。

貴族たちとの暮らしを描くことで、
それが当時としてはいかに異端であったかということを強調したのだ。
作中に「誰の妻にもなりなくないわ」「働きたいの」
なんていうセリフもあったし。
あんた金持ち貴族に面倒みてもらっといて、それはちょっと説得力ないよ・・・
って思ってしまったけど。
(まあ、後生は独立されていましたが。)
できれば、デザイナーとしての成功や地位を得ていく様子も描いてほしかったな。

ココ・シャネルさんの雰囲気はよく出てたと思います。
オドレイ・トトゥがぴったりきてた。
黒い髪と黒い瞳。グラマラスとは程遠い、痩せて華奢な身体。
強い意志と独特の個性。
きっと本当のシャネル女史もこんな人だったんだろうな、と。
あと、最後のシャネルのコレクションを着たモデルが次々と出てくるシーンは、
ほんとにため息モノでした。
ああ、シャネルが似合うオトナになりたいものですのう。